中国語学習スタートダッシュ「発音講座」(繁体字ver.)
中国語の発音の基礎を理解し、発音記号(ピンイン+四声)を見たら、正しく発音できるようになる。
【講座修了までの道のり】
① 上から順に記事を読んで内容を理解する
②【💿️○-○】の音声を聞いて、実際に発音してみる
③(📝課題〇-〇)を全てLINEで提出する(合計40個の課題)
(※詰まらずスムーズに発音できて自信のある音声データを提出する)
④ フィードバックを受けて、必要があれば再提出
⑤ 全て「合格」できれば、講座の修了とします
※当講座で使用している画像の文字が小さい場合は、ご自身のデバイスに保存して拡大してご使用ください。(スマホの場合は画像を「長押し」すれば保存できます)
※課題の提出状況は、Googleスプレッドシートにて進捗状況を共有します
中国語の発音とは?
ピンインと四声
中国語は基本的に「漢字」のみが使われ、その読み方は「ローマ字」で表記されます。
このローマ字のことを「ピンイン」と言い、さらにイントネーションの記号が付き、それを「声調(四声)」と言います。
この講座では、「ピンイン」と「四声」と言わせていただきます。
例えば、上の「你好」では、ピンインは「nǐ hǎo」と表記し、この中の母音の上にある「v」の記号が「四声」ということです。
日本語で言うところの、「ふりがな(平仮名)」だと考えてください。
1つの漢字につき、1つの発音
ここで朗報なのですが、中国語の漢字には日本語のように「音読み」「訓読み」というものがなく、原則的には1つの漢字につき、1つの発音です。
例えば、「生」という漢字は日本語だと「う(まれる)」「い(きる)」「なま」「セイ」「ショウ」「ジョウ」など、たくさんの読み方がありますが、中国語では「shēng」としか読みません。
最終的には「漢字の読み方」を覚える必要がある
日本語同様、まずは漢字の読み方を覚えるのが最重要課題であり、今後の中国語学習の肝になる部分です。よって、この講座の最終ゴールは「このピンインと四声を正しく読めるようになること」となります。
よく中国語の発音は「難しい」と言われますが、決してそんなことはなく、正しい知識とコーチがいれば、すぐに習得できます。
中国語の発音を学ぶ「7ステップ」
中国語の発音を効率的に学ぶためには、覚えるべき順番があります。
① 「四声」を正しく発音できるようにする(1文字)
② 「ピンイン」(母音、複母音、子音、鼻母音)を学ぶ
③ 「ピンイン表」を全て正しく発音できるようにする
④ 2音節の「四声(ma)」を正しく発音できるようにする
⑤ 2文字の単語のピンインを正しく発音できるようにする
⑥ 単語だけでなく、挨拶など2文字以上のフレーズを読めるようにする
⑦ 文章(ピンイン付き)を読めるようにする
自分が今、どこまでできているか確認しながら学習を進めていきましょう。
それではさっそく「①四声」から始めていきましょう!
① 四声(+軽声)
下記の画像に「四声」をまとめましたので、これを参考にしながら画像の下の音声を聞いて、自分でも口に出してみましょう!
第一声、第二声、第三声、第四声、軽声の5つの音を発音練習してみてください。
↓ ↓ ↓
【💿️1-1】(📝課題1-1:録音してLINEで提出)
ここで、最もお伝えしたいことは「第三声」の語尾は上げなくていいよ!ということです。
多くのテキストの音声やアプリ、ネイティブ講師は語尾を上げて説明されることが多いですが、低い音を保つだけで、上げずに覚えたほうが第二声との区別がしやすいですし、後々発音ミスも少なくなると思います。
【聞き取りテスト】
https://pinyinpractice.com/tones.htm
- 左上の□の部分の「Choose the tone」を選択
(読み込みに時間がかかります) - 右下の「PLAY SOUND」を押す
- 聞こえた音に対し「四声」を選ぶ
- 左上の○の部分の「对(正解数)」を増やす
(目指せ30!合格は8割正解)
(📝課題1-2:正解が8割以上の画面をLINE提出)
※「对:」の横の数字が、8/10、16/20、24/30以上
② ピンインを学ぶ
ここからはピンイン(ローマ字表記)を学んでいきます。
単母音
- 日本人にとって「a」「o」「i」「u」は発音しやすく、「e」「ü」は日本語にない音なので慣れが必要です
- i,u,üの下の(yi)(wu)(yu)というのは、ピンイン表記上このように書かれるという意味です
【💿️2-1】(📝課題2-1:録音してLINEで提出)
複合母音(二重母音、三重母音)
- 複合母音のときは「e」は「エ」で発音してください
- 一文字一文字「母音」の音を出すようにしましょう
【💿️2-2】(📝課題2-2:録音してLINEで提出)
子音
- 有気音はしっかり息を出しましょう
【💿️2-3】(📝課題2-3:録音してLINEで提出)
鼻母音
- 「ian」「üan」の「a」だけ「エ」になるので注意です。その他の「a」は「ア」でOK
【💿️2-4】(📝課題2-4:録音してLINEで提出)
③ ピンイン表を全て正しく読む
音声は、こちらのサイトのピンイン表が参考になります。
(→中国語音節表)※スマホ使用がオススメ
音を聞いて真似しながら発音練習をしてみてください。
赤:日本語には存在しない音
青:注意が必要な音
それでは、一番上の母音で6つの区分に分けて発音練習をしてみましょう!
【a】
【💿️3-1】(📝課題3-1:録音してLINEで提出)
【e】
【💿️3-2】(📝課題3-2:録音してLINEで提出)
【i】
【💿️3-3】(📝課題3-3:録音してLINEで提出)
【o】
【💿️3-4】(📝課題3-4:録音してLINEで提出)
【u】
【💿️3-5】(📝課題3-5:録音してLINEで提出)
【ü】
【💿️3-6】(📝課題3-6:録音してLINEで提出)
【聞き取りテスト】
スマホアプリ「超中国語耳ゲー」を使用します。
(※iOS、Android対応、無料)
まずは「究極の2択」にチャレンジしてみましょう!
安定して8割正解できたらOKです!
【参考動画】
(📝課題3-7:10問中8問以上の結果画面をLINE提出)
④ 2音節の四声(ma)を正しく発音しよう
①では、四声「mā,má,mǎ,mà」を1文字単位で発音練習したと思いますが、今度はそれを組み合わせて、2文字で発音してみましょう!
1文字で発音するよりも難易度がグッと上がりますよ!
【💿️4-1】(📝課題4-1:録音してLINEで提出)
⑤ 2文字の単語のピンインを正しく発音しよう
4マス四声(ma)が発音できるようになったら、そこにピンインを乗せていきます。考えることが増えるので、最初は頭を使いますが、何度も練習して慣れていきましょう!
【💿️5-1】(📝課題5-1:録音してLINEで提出)
まずは、それぞれの組み合わせで1単語、合計16単語。
全て国名になっていますが、それぞれどこの国か分かりますか?
国名が正しく発音できたら、次は普段よく使う単語で練習してみましょう!
それぞれの組み合わせで6単語ずつ、合計120単語!
これら全てを正しく発音できるようになれば、中国語の発音はひとまずクリアと言ってよいでしょう!
それぞれの声調パターンの音声を載せますので、それを参考にしながら発音練習してください。
【💿️5-2】(📝課題5-2:録音してLINEで提出)
【💿️5-3】(📝課題5-3:録音してLINEで提出)
【💿️5-4】(📝課題5-4:録音してLINEで提出)
【💿️5-5】(📝課題5-5:録音してLINEで提出)
【💿️5-6】(📝課題5-6:録音してLINEで提出)
【💿️5-7】(📝課題5-7:録音してLINEで提出)
【💿️5-8】(📝課題5-8:録音してLINEで提出)
【💿️5-9】(📝課題5-9:録音してLINEで提出)
【💿️5-10】(📝課題5-10:録音してLINEで提出)
【💿️5-11】(📝課題5-11:録音してLINEで提出)
【💿️5-12】(📝課題5-12:録音してLINEで提出)
【💿️5-13】(📝課題5-13:録音してLINEで提出)
【💿️5-14】(📝課題5-14:録音してLINEで提出)
【💿️5-15】(📝課題5-15:録音してLINEで提出)
【💿️5-16】(📝課題5-16:録音してLINEで提出)
【💿️5-17】(📝課題5-17:録音してLINEで提出)
【💿️5-18】(📝課題5-18:録音してLINEで提出)
【💿️5-19】(📝課題5-19:録音してLINEで提出)
【💿️5-20】(📝課題5-20:録音してLINEで提出)
【💿️5-21】(📝課題5-21:録音してLINEで提出)
【聞き取りテスト】
①でも使用したサイトを使って、2文字のピンイン付き四声を聞き取ってみましょう。
https://pinyinpractice.com/tones.htm
- 左上の□の部分の「Choose tone combo」を選択
(読み込みに時間がかかります) - 右下の「PLAY SOUND」を押す
- 聞こえた音に対し「四声」を選ぶ
- 左上の○の部分の「对(正解数)」を増やす
(目指せ30!合格は8割正解)
(📝課題5-22:正解が8割以上の画面をLINE提出)
※「对:」の横の数字が、8/10、16/20、24/30以上
⑥ 挨拶や文章など2文字以上の中国語にもチャレンジ
単語
音声を半分に分けますので、それぞれ練習してみましょう!
【💿️6-1】前半(1〜13)
(📝課題6-1:録音してLINEで提出)
【💿️6-2】後半(14〜26)
(📝課題6-2:録音してLINEで提出)
最初はピンインを読むのに集中して、そのフレーズの意味を意識して発音できないと思いますが、慣れてきたら音と意味をリンクさせていきましょう!
「謝謝〜!(ありがとう〜!)」であれば感謝の気持ちを込めるように。
⑦ 文章(ピンイン付き)を読めるようにする
2〜10文字以下の中国語のフレーズが読めるようになったら、次は短い文章でチャレンジしてみましょう!
【自己紹介の例文】
【💿️7-1】(📝課題7-1:録音してLINEで提出)
【日本語訳】
こんにちは!私の名前は山口です。日本の東京から来ました。今年29歳です。
私は会社員で、普段はランニングと読書が好きです。中国語を学び始めたのは、台湾の友達と中国語で交流したいからです。あなたにお会いできてとても嬉しいです。
自分の自己紹介文を作ってみよう
上の日本語訳を参考にしながら、自分の自己紹介文も中国語で作文してみましょう。
AIを使用して中国語に翻訳すれば、簡単に作れます。
- まずは日本語で作文する(100文字以上)
- AI(ChatGPT等)で中国語に翻訳する
- ピンインの出力を指示する
(📝課題7-2:自分が作った自己紹介文の「テキストと録音」をLINEで提出)
最終試験
オンライン(ZOOM)で直接対面試験を行います。(30分程度)
- 受験資格:全ての課題をLINEし、全て合格していること
- 試験内容:これまで送っていただいた課題を実際に発音する
(発音だけでなく、口の形の確認や質疑応答も含みます) - 合格条件:スムーズに発音でき、ピンインや四声の精度が80%以上であること
最後に
辛苦了!(お疲れ様でした!)
ここまでしっかり読んで練習した方は、中国語の発音の仕組みが理解できたのではないでしょうか?
中国語学習で最初に立ちはだかるハードルである「発音」を習得できれば、今後の学習に必ず役に立ちます。
発音の次は、数字や日付などの日常的によく使う「単語」を学び、さらに基礎的な「文法」も学んでいくことで中国語の基礎が身についていきます。
もし、今後もあなたと一緒に勉強できれば嬉しく思います!
一先ず発音講座、本当にお疲れ様でした!