【入門〜中上級まで】台湾華語学習に超絶オススメしたい教材「時代華語」(台湾[繁体字])

今回の記事では、台湾の中国語(台湾華語、繁体字)を勉強する方にオススメの教材を紹介します。
中国の中国語(普通话、簡体字)を勉強する方にオススメの教材は別の記事で紹介します。
![【入門〜上級まで】中国語学習に超絶オススメしたい教材「成功之路」(中国版[簡体字])](https://gymnese.com/wp-content/uploads/2025/01/2025-01-09-9.19.55-320x180.jpg)
「時代華語」がオススメです!
台湾では、有名な教材シリーズとして「當代中文」「視聽華語」「漢語大使」などがありますが、全てを使ってみた結果、個人的に「時代華語」が日本人にとって最もオススメできる教材だと判断しました。

他のシリーズと比較しましたが、内容も新しくて良い教材ですよ!
「時代華語」をオススメする理由
① 台湾留学先の大学でも選ばれている
「時代華語」シリーズは、台湾の7つの大学付属中国語センターによって共同監修され、それぞれの経験豊富な講師陣の指導経験をもとに作られています。
日本人がよく行く台湾留学先の中国語センターでも「時代華語」がメインテキストとして使われているところもあります。
内容に関しては、実際の生活に合わせて非常に実用的ですので、学習者は「時代華語」で学んだことをすぐに日常生活で使うことができます。
② 電子書籍がある
楽天Koboに対応しており、日本国内でもオンライン上で購入できます。
③ 電子書籍上で音声再生できる
楽天Koboのアプリ(スマホやタブレット)を使うと、電子書籍上の各ページに音声再生ボタンがあり、文章を見ながら音声が聞けるので非常に便利です。
④ 対応レベルの幅が広い(入門〜中上級まで)
初心者向けから中上級者向けまで幅広いレベルに対応しています。
※ 時代華語⑦まで出版される予定ですが、現時点では時代華語④までしか出版されておりませんので、現時点での対応レベルは「中上級レベル(B2)」までとなっております。
※ 2025年1月15日現在、時代華語⑤の試教版が出ているようです。
現時点で、シリーズ合計、全4冊あります。(ワークブックは別売り)
「成功之路」シリーズ一覧(全4冊)
【対象:入門〜初級レベル、TOCFL A1】
・時代華語①(テキスト)+ ワークブック別売り
【対象:初中級レベル、TOCFL A2】
・時代華語②(テキスト)+ ワークブック別売り
【対象:中級レベル、TOCFL B1】
・時代華語③(テキスト)+ ワークブック別売り
【対象:中上級レベル、TOCFL B2】
・時代華語④(テキスト)+ ワークブック別売り
⑤ 内容が比較的新しい
出版が2019〜2021年と、他のテキストシリーズに比べて新しく、当シリーズで使われている単語や表現は現在でもよく使われています。
⑥ シンプルかつ体系的で分かりやすい
他のテキストシリーズに比べて、英語での解説が必要最低限であったり、日本人学習者があまり使わない台湾独自の発音記号(ボポモフォ)の表記がなかったり、個人的には最もシンプルで分かりやすくなっているように感じます。
考慮すべき点
ここまで説明してきたように、非常におすすめポイントが多いのですが、もちろん考慮すべき点もありますので、いくつか解説していきます。
① 練習問題が比較的少ない
各文法ごとに練習問題は一応あるにはあるのですが、各課の終わりに総合的な復習パートが少なく、語彙力や文法の理解度を深めるには少し物足りなさを感じます。
別売りのワークブックもありますが、あまりボリュームはありません。
② 電子書籍は「楽天Kobo」を使う必要がある
電子書籍と言えば「Kindle」を使っている人が多いと思いますが、時代華語の電子版は「楽天Kobo」でしか販売されていません。音声付きの電子版があるだけで十分有り難いのですが、別途アプリをダウンロードするのはやはり少し手間ですよね…
紙の本がよければ、Amazonや別サイトで取り扱いがあります。(割高ですが)
③ 日本人向けではない
全世界の中国語学習者に向けて、中国で出版されている教材なので、日本人向けに作られているわけではないことを理解しておく必要があります。
(※日本語解説がない[中国語と英語の解説のみ])
是非、実際に使ってみてください!
非常にオススメの教材シリーズなので、電子書籍でも紙の本でも、まずは1冊買って実際に使ってみてください。