【学習スタイル診断付き】中国語学習、論理的に学ぶ? vs 感覚的に学ぶ?
外国語を学ぶとき、論理的に学ぶ派か、感覚的に学ぶ派か、
あなたはどちらのタイプですか?

ちなみに私は「論理的に学ぶ」派です!
「両方」という方もいますが、自分がどちらに寄ってるかを知って、どういう勉強が自分にあっているかを知っておくことはとても重要なことです。
まずはそれぞれの特徴を見ていきましょう。
「論理的」に学ぶ人とは?
論理的な学習スタイル
論理的な学習を好むタイプの人は、言語の構造や規則性を理解することに喜びを感じます。文法規則を学んだり、単語の成り立ちを知ったり、体系的に知識を積み上げていくことを好みます。文法用語を理解し、ネイティブの考え方と照らし合わせながら学習を進めることを得意とします 。また、中国語と日本語の共通点を理解した上で、相違点に焦点を当てて学習することで、効率的に学習を進めることができます。
具体的な学習方法の例
- 発音記号や口の形を意識した発音練習
- 教科書を用いた文法学習
- 文法問題集による理解度チェック
- 中国語の文章を分析し、文法構造を理解する
- 単語帳を用いたボキャブラリー強化
- 辞書や文法書を活用し、疑問点を徹底的に調べる
メリット
- 基礎力(基礎、文法、語彙)が段階的に着実に身につく
- 限られた時間の中で体系的に効率よく学べる
- 試験対策に効果的
デメリット
- 学習内容が単調になりがち
- モチベーションが維持しにくい場合がある
- 実用的な会話ができるまでが遅くなりがち
「感覚的」に学ぶ人とは?
感覚的な学習スタイル
感覚的な学習を好むタイプの人は、五感をフル活用して言語を体感することを好みます。ネイティブの音声を聞き、中国語の響きやリズムを感じ取ったり、ドラマや映画を通して中国語の文化や表現に触れることを楽しみます。中国語を絵として捉え、視覚的に記憶することで、より効果的に学習することができます。
具体的な学習方法の例
- 中国語の歌を聴く
- 中国や台湾のドラマや映画を見る
- 中国語のラジオやポッドキャストを聴く
- 初級者の段階からネイティブと会話する
- 中国語で日記を書く
- フラッシュカードやゲームを用いた学習
メリット
- 実践的なコミュニケーション能力の向上
- 中国語のリズムやイントネーションを自然に習得できる
- 楽しみながら学習できる(モチベ維持につながる)
デメリット
- 基礎力や文法力が不足する場合がある
- 応用が利かなかったり、学習の効率が低下したりする可能性がある
- 学習効果の測定が難しい
「論理的学習」と「感覚的学習」のロードマップ
それでは次に、論理的学習と感覚的学習のそれぞれのタイプの中国語学習ロードマップを提案してみようと思います。今回は、あえて両極端に寄ったパターンで考えてみました。
「文章が読める」だけでなく、「ネイティブと話せる」ようになることを目指すことを目標とした場合のロードマップとします。

論理的学習、感覚的学習、それぞれに良いところがありますので、バランスのとれたハイブリッド的な学習ができるといいですね。
「論理的学習」のロードマップ
【大まかな流れ】
基礎(発音・単語・文法)→ インプット&アウトプット練習 → 実践練習 → エンタメ&実生活
発音教材等を使用して「四声」を学ぶ。次に「ピンイン(母音、子音など)」を発声方法や口の形を理解し、動画教材を真似しながら習得する。
ピンイン表を全て正しく発音できるようになり、
文法を学ぶ前に、まずは必要最低限覚えておくべき単語やフレーズをカテゴリごとに網羅的に記憶します。
基礎文法から応用文法まで、文法書や練習問題を使って理解していきます。
それと同時に語彙力も増やすことで、この段階で学んだ文法規則に従って様々な文章を作れるようになります。(「瞬間中国語作文」によるスピーキング練習も取り入れる)
【リーディング】
これまで学んだ基礎知識を使い、総合的なテキストの会話文や通常の文章を精読します。
知らない単語や文法を学んだり、実際の場面での使用方法を身につけます。
【リスニング】
同じく総合的なテキストの会話文や通常の文章の音声を聞き、耳だけで内容が理解できるかチェックします。それと同時に、自分でも正しく発音できるようになるために「音読」の練習をします。
テキスト以外にも、中国語学習者向けに作られたYouTube動画、Podcast、映画やドラマなども取り入れることで、より楽しく、よりリアルな中国語を学ぶことができます。
【ライティング】
これまで学んだ基礎知識やインプットしたものを活かして、「日頃の出来事」や「自分の好きなことや興味のあること」「あるテーマに関する自分の考え」を中国語で書いてみます。
書けたら、ネイティブ講師にフィードバックをもらいましょう。AIを使うのも一つの方法です。
【スピーキング】
ネイティブ講師との授業の中で、テキストを音読し、それに関する自分の意見や考えを話してみたり、スピーチやプレゼンを作成し、発表したり、自ら中国語を話す練習を繰り返します。もちろんもっとカジュアルな日常会話でも構いません。
これまで学んだ知識を存分に活かします。具体的にはネイティブスピーカーとの言語交換や、オンライン中国語会話などを通じて、リアルタイムのフィードバックを得ながら会話練習を行います。発音や文法の誤りがあれば修正してもらいます。
ネイティブ向けに作られたコンテンツ(映画、ドラマ、YouTube、TV番組、Podcastなど)を楽しんだり、ネイティブの友達と喋ったり、自分の仕事に活かしたり、もはや「勉強」ではなく、より自然な形で中国語を使ってみましょう。
「感覚的学習」のロードマップ
【大まかな流れ】
中国語に触れる → 実践練習 → 基礎(文法など)を補う → エンタメ&実生活
五感をフル活用しながら、中国文化(伝統文化、料理、絵画、書道など)を学んだり、ドラマや映画を楽しんだり、音楽を聴いたりして、自分が好きで興味あることで、とにかくたくさん中国語に触れてみましょう!
スマホアプリや中国語学習者向けのYoutube等で、映像や音声を通して発音を学ぶ。
イラスト付きの単語帳やフレーズ集を活用して、単語と視覚的イメージを結びつける。
実際の音を真似しながら練習しましょう。
中国人や台湾人のネイティブスピーカーと、実際に中国語を聞いたり話したりしながら日常会話を練習します。オンライン中国語会話などを通じて、シチュエーション別でロールプレイを取り入れてみましょう。
ネイティブ向けに作られたコンテンツ(映画、ドラマ、YouTube、TV番組、Podcastなど)を楽しんだり、ネイティブの友達と喋ったり、自分の仕事に活かしたり、もはや「勉強」ではなく、より自然な形で中国語を使ってみましょう。
あなたはどっち?論理的?感覚的?

あなたの学習スタイルを診断してみませんか?
【この診断で分かること】
- 論理的?感覚的?
- 目で学ぶ?耳で学ぶ?体験で学ぶ?
- 1人で学ぶ?皆んなで学ぶ?
- 計画実行型?直感行動型?
診断が終わったら、下記の記事で診断結果の詳細を参考にしてください。

とは言え「バランス」が大事
人によって、論理的学習を好むか、感覚的学習を好むか、傾向はそれぞれ違います。
いずれにせよ、どちらか一方に完全に傾くのではなく、どちらにもメリットがあるので、自分にも受け入れられそうで、続けられそうなことを是非取り入れて「ハイブリッド型」を目指しましょう!

私は完全に「論理的学習」派ですが、中国や台湾のドラマを見たり、ポッドキャストを聞いたり、感覚的学習も取り入れてますよ!